本栖湖・三保真崎のダイビング見どころ

2013年に世界文化遺産に登録された富士山を有する中部地方。その富士山の構成資産として世界文化遺産に登録された「三保の松原」と富士山の麓にある「本栖湖」と、が主なダイビングスポット。ここではなんともユニークなダイビングを楽しむことができます。 三保は国内では珍しい砂泥や泥地をメインにしたビーチポイントが特徴で、他のエリアでは遭遇率の低い生き物が多く観察されています。 富士山を眼前に望む本栖湖は標高約900mに位置し、最大水深138mという大きな湖で、日本でも数少ない高所・淡水ダイビングが堪能できます。 スポットの数は少ないですが、どちらも世界文化遺産である富士山の美しい景観を楽しみつつ、他ではあまり体験できないダイビングを楽しむことができるとあって、異彩を放つ魅惑のエリアです。

潜り方

メインはビーチエントリーだが、本栖湖ではボートもある。本栖湖の場合は、高所・淡水ということで、潜水時間と減圧に注意が必要。

ツアー

関東や京阪神、中部地方から日帰りで潜るダイバーが多い。

本栖湖

山梨県南都留郡富士河口湖町

世界遺産、富士山を望む絶景で幻想的なレイクダイビング

標高900mにある、世界文化遺産に登録された富士山を眼前に望む、麗しき湖水、本栖湖。最大水深は138m。川の流れ込みがなく、湧き水で満たされているため、つねに清らかな水をたたえるこの湖では、日本でも数少ない高所・淡水ダイビングを堪能することができる。 約10あるポイントはすべてビーチエントリー。富士五湖の中でも透明度がいいぶん、水が冷たく、真夏でも半数のダイバーはドライスーツを着用するほどだが、海とは違う、魅惑的なダイビングを体験できる絶好のポイントだ。

長崎根

フィッシュウォッチングに最適なポイント。水底には泥が堆積しているため、巻き上げないように慎重に進んでいくと、カジカの仲間たちが身を潜め、流木の間 でブラックバスが懸命に卵を守り、大きなニジマスやコイがダイバーを横切り、ヒメマスやオイカワ、カワハギ、アユが浅瀬で優雅に泳ぐ。

トンネル下

湖底は溶岩流でできた岩場。ブラックバスの産卵、ふ化が6月初旬〜7月末まで見られる。コイ、ウナギ、オイカワ、ヒメマス、ときによりブラウン、ヘブラナ、ナマズなども。

沈木の林

クリスマスツリーのように木が立っていて神秘的。その木々の周りに魚が多く、白いコイが見られることも。湖底は小粒の砂利。ブラックバス、コイ、オイカワ、ウナギなどが見られる。

三保真崎

静岡県静岡市清水区三保

世界遺産のダイビングポイント

清水港から駿河湾に突き出した三保半島。東岸に広がる「三保の松原」は万葉の昔から知られた景勝地で世界文化遺産「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉ー」の構成資産に登録された。そんな日本の四大世界遺産（屋久島、知床、小笠原につづく）のダイビングポイント。冬はアカタチの仲間（冬）、トガリモエビ（秋）、サクラダイの産卵（秋）が見どころ。 冬期は久能山の石垣イチゴ狩り、東海大学海洋科学博物館、河岸の市では新鮮な魚介類が舌で楽しめる。

三保真崎

砂、岩礁など環境がバラエティに富んでいて、生息する生物種が多いポイント。