周囲をぐるりと海に囲まれた九州は、対馬暖流が流れ込む玄界灘エリアから五島列島、天草、さらには宮崎側の延岡や南郷、南は鹿児島まで、たくさんのダイビングサイトが存在します。その海中風景はバリエーションに富んでいて、サンゴや地形、大物から小さな生き物まで見どころ盛りだくさん。ポイントによってはトロピカルムード溢れる海中で熱帯域や日本海の生物も同時に観察できるため、沖縄などとはひと味違った魅力があります。
また、男女群島や宇品群島など周辺に点在する島々への遠征ダイビングを年に何度か行っているダイビングショップもあります。
潜り方
ビーチ・ボートともに楽しめるが、比較的ボートダイビングが主流。福岡から1時間弱とアクセスのいい志賀島はビーチがメイン。
ツアー
九州エリアのポイントは比較的市街地からのアクセスがよく、日帰りで楽しむ地元ダイバーも多い。
天草諸島
熊本県天草市
外海、内海、複雑に入り組んだ天草は、熊本ダイバーのホームゲレンデ
九州西部、熊本県と、一部、鹿児島県にまたがって八代海に浮かぶ大小1200の島々が天草諸島と呼ばれている。有明海と八代海によって挟まれた上島と下島を中心に、長崎県の島原半島とともに雲仙天草国立公園に指定されている島々だ。美しい海岸線や温泉のほか、天草四郎とキリシタン弾圧の歴史にまつわる地が多いが、現在は風光明媚な観光地として発展している。 ダイビングポイントは、上天草、下島西海岸・妙見浦、南部の牛深と各地に点在しており、ビーチエントリーで楽しめるビギナー向きの海から、ボートポイントまでそろっている。ポイントによって海中景観は異なり、海藻の茂るの海、ソフトコーラルが育つ海、テーブルサンゴが広がる亜熱帯ふうの海などバラエティ豊かな海中を楽しめる。 ダイビングのほか、イルカウォッチングが盛ん。天草の周辺海域には200頭近いミナミハンドウイルカが生息しており、通年イルカが見られる全国でも貴重な地域だ。
白涛
レベル | |
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エントリー | ビーチ |
水深 | 0m~10m |
熊本を代表するスーパーマクロポイント。最大水深10mほど。水深2mからハナタツが多数見られ、カエルアンコウも多い。 日本最南端のダンゴウオ生息地であり、冬場~春先にその姿が見られる。通常は砂地とゴロタの境界線あたりを潜る。 生い茂る海藻の根本や岩の壁面を丁寧に観察していくと、他種のウミウシや色とりどりのハナタツが隠れているのが見つかる。 現地の民宿『若木屋』さんと提携しているので、シャワー・更衣・トイレ・休憩室などの施設を利用でき、雨の日でも晴れの日でも快適にダイビングを楽しむことができる。
鬼海ヶ浦
レベル | 初級者〜上級者 |
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エントリー | ビーチ |
水深 | 0m~20m |
妙見ヶ浦の近くにある砂地のポイント。素泊まり宿『風来望』さんがビーチのすぐ横に建っているので、とても使いやすくなった。バーベキューやビーチバレーなども楽しめる♪浅場には浅い岩場にユビノウトサカが広く群生し、その沖合は真っ白な砂地が砂紋を織りなしどこまでも広がっている。砂地なのでエイが多く、アカエイ、ツバクロエイなどが多く見られる。ナヌカザメやアンコウが登場したこともある。
妙見浦
レベル | 初級者〜上級者 |
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エントリー | ビーチ |
水深 | 0m~20m |
熊本のビーチダイビングポイントと言えば妙見を指すほどの、熊本を代表するスーパー地形ポイント。湾内南岸の『穴の口岩』には海蝕洞が開いており、妙見浦南の十三仏公園の方から眺めればゾウさんのような姿が見られる。この洞窟は海中から通り抜けることができる。穴の口岩沖に見られる岩の連なりは『妙見岩』と呼ばれ、この岩の周囲は3~5mの大きさの巨岩が海中にゴロゴロと転がる雄大な地形を堪能できる。夏場には少ないながら砂地にネジリンボウも現れ、春先にはハナイカも。秋~冬にはイロカエルアンコウやニシキフウライウオなども見られることがある。
築ノ島西
レベル | 中級者〜上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 0m~28m |
天草牛深海中公園の築ノ島の外洋側にあるポイント。海中は一面にテーブルサンゴが広がっており、「熊本にもこんなにサンゴがあるんだ」ということが実感できるポイント。沖側まで泳いでいくと、ゴロタから砂地へと変わる25mぐらいに、大きな紫のウミウチワやムチヤギが生えている。キビナゴやイサキも多いポイント。
牛深海中公園
レベル | 初級者〜上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 0m~20m |
車で行ける天草最南端の下須島と対岸の築ノ島との間に広がる天草牛深海中公園。島影のポイントなので、周りは風が強くて波が高くても、うねりがあっても潜れるポイントです。このうち下須島側はグラスボートポイントとなっており、築ノ島側がボートダイビングポイントとなっています。海中にはヤナギウミエラが砂地一面に広がり、岩場にはソフトコーラルやテーブルサンゴが結構あり、なかなかきれいです。浅場にはスズメダイの仲間やイシモチの仲間がたくさん群れています。天気の良い日は気持ち良くランチタイムが過ごせますよ。
沈船
レベル | 初級者〜上級者 |
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エントリー | ビーチ |
水深 | 0m~20m |
海中に大小多数の漁礁が沈めてあるスーパーアドベンチャーポイント!漁礁の中はくぐって自由に泳ぐこともでき、わくわくの探検気分が味わえます。中性浮力の練習にもうってつけです。海底風景のバリエーションも豊かで、砂地、金網状の漁礁や沈んだボート、枝サンゴの群生などや、春先には伸び伸びと生い茂る海藻風景も楽しめます。1エリアで充分3ダイブ楽しめるワイド良し、マクロ良しのお勧めのダイビングポイントです。
片島
レベル | 中級者〜上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 0m~18m |
牛深港から15分ほどで到着する無人島。片島の周辺には直径2~3mをもあるテーブルサンゴが辺り一面無数に広がっていて、とってもハッピーなダイビングが楽しめる。クマノミもあちらこちらに多く、キンメモドキの大群やキビナゴの群れ、クロホシイシモチの群れ、キンギョハナダイの群れなどがいつも見られる。
長崎 辰の口
長崎県長崎市
※準備中
五島列島
長崎県五島市
南方系と日本海の魚が群れ合うにぎやかな海
長崎市から西方沖約100kmの東シナ海に浮かぶ五島列島は約140の島々からなり、西海国立公園に指定されている。黒潮の影響を色濃く受け、南方系と日本海の生き物が群れ合う海中シーンは必見だ。アフターダイブは五島の大自然や島文化も満喫しよう。
どんたく
レベル | 初級者〜上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 3m~30m |
ソフトコーラルが美しく、時期になると決まってピカチュウウミウシが出現する。
壷ヶ瀬
レベル | 初級者〜上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 0m~40m |
水深22mにアーチがあり、ネンブツダイやキンメモドキなどが群れている。アーチを抜けると、イサキの大群やブリ、ヒラマサなどが回遊している。夏にかけてはトビエイの群れも期待できる。
三ツ瀬
レベル | 中級者〜上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 10m~35m |
ダイナミックな地形とソフトコーラルが見どころ。5 〜8月にかけては大型のヒラメ、夏場にはシイラ、カツオなど。岩の隙間をぬって、タカサゴ、タカベ、イサキが大群で目の前まで追ってくる。浅場のテーブルサンゴの群生もきれい。
滝ヶ原
レベル | 講習〜上級者 |
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エントリー | ビーチ |
水深 | 0m~18m |
サンゴの群落とソフトコーラルが非常に美しく、冬から春にかけてはさまざまなウミウシも見られる。
五島列島・下五島
長崎県五島市
日本最大級のレジャーダイビング沈船ポイントは必見!
五島列島は、九州の最西端、長崎県の西方100kmに浮かぶ大小あわせて150あまりの島々からなる列島。東シナ海の荒波を受けた海蝕崖がつらなり、日本でも珍しい特異な火山形存在するなど、その豊かな自然景観は非常に美しく、その大部分が西海国立公園に指定されている。また、キリシタン文化や遣唐使ゆかりの地、島特有の伝統芸能など、多様な文化が息づく。 その五島列島の全体を大きく二つに分けて、五島最大の福江町を中心とする南西の島々が下五島(しもごとう)、2番目に大きな中通島を中心とする北東部を上五島(かみごとう)と呼んでいる。 水中は、対馬海流の恵みを受けた魚影が濃い海で、ソフトコーラルや色とりどりのサンゴが海底を彩る。全長100m以上、3000tクラスの沈船は、レジャーダイビングポイントとしては日本最大級!夏はイサキやキンメモドキ、ネンブツダイの群れが圧巻。船内に出入りすることができ、内部にはサクラダイの雄雌や大きなイセエビなどが見られる。
沈船
レベル | 中級者〜 |
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エントリー | ボート |
水深 | 18m~35m |
詳しいデータはないが地元漁民の話だと、20~30年前に沈んだ材木等の 運搬船らしく、内部には大きな丸太が何本も荷崩れした状態で残っている。 全長、100m以上、3000tクラスのレジャーダイビングポイントとしては日本最大級! 夏には透明度は若干落ちますが、イサキやキンメモドキ、ネンブツダイ等の群れが見所。 また、船内にも出入りでき内部にはサクラダイ雄雌や大きなイセエビ等も見られます。 秋から~冬になると透明度も上がり、船全体も観察しやすい時期になります。 但し、流れがあり若干深めのダイビングになりますので、小潮前後、AOW50本以上、フロートは必ず持参して下さい。(ライトがあると便利です)
サザエ島
レベル | 初級者〜上級者 |
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エントリー | ボート |
水深 | 〜35m |
いくつもの沈み瀬があり、深場に行くと大きなソフトコーラルやムチカラマツが群生しておりムチカラマツエビやイボイソバナガ二、ガラスハゼなどが見られる。ここは魚だけではなくウミウシも数多い。浅瀬には一面テーブルサンゴが広がりチョウチョウウオが各種見られる。
九十九島
長崎県佐世保市鹿子前町
どこでもたくさんの生物に会える「生物の宝庫」
長崎県佐世保市、平戸市にかけての北松浦半島西岸に連なるリアス式海岸の群島、九十九島。全域が西海国立公園に指定されている。208の島々が浮かぶ海中は、島が沈んでいるかのような起伏に富んだ地形が広がる。初心者ダイバーからベテランダイバーまで幅広く楽しめるポイントが点在。多くのポイントがある九十九島は、どこに行ってもたくさんの生物に会える、まさに「生物の宝庫」。魚の群れや、ウミウシ、エビ、カニ、タツノオトシゴなどのマクロ生物からクマノミといったかわいらしい生物まで、さまざまな出会いを楽しめる。沖のほうへ出れば、コバンザメやマダラトビエイ、マダイの群れと次から次へといろんな生物が楽しませてくれる。 九十九島はカキの生産地で冬場には地元漁協によるイベントが行われる。また、水族館、ヨット、カヤック、クルージングなどが楽しめる施設、九十九島パールリゾートが見どころだ。
伏瀬
レベル | アドバンス以上 |
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エントリー | ボート |
水深 | 10〜40m |
ボートで約50分走った先に突如現れる灯台。対馬暖流の影響を受けるポイントで、とにかく生物が豊富。ブリ、カンパチなどの大型回遊魚から、岩陰をのぞけばサクラダイ、マツカサウオといったカラフルでかわいらしい生物までとってもにぎやかなポイント。
滝瀬
レベル | OWから |
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エントリー | ボート |
水深 | 5〜25m |
滝瀬の主役は、80cmオーバーのマダイの群れ。滝瀬のマダイたちはダイバーによく慣れているので、手が届くぐらいまで近寄れる。大きな3つの岩からなる特徴的な地形や、そのまわりに集まる生物なあど九十九島の魅力を凝縮したポイント。
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