函館 臼尻のダイビング見どころ

北海道のダイビングポイントは主に道南～道北にかけて点在しています。中でも、札幌から車で２時間ほどの積丹半島は積丹ブルーとも称されているほど美しい海が広がり、日帰りエリアとして人気があります。

また、支笏湖での淡水ダイビングや、奥尻島、利尻島、礼文島などでの島ダイビング、さらには道外からもダイバーが訪れる知床半島では、流氷ダイビングもできるなど、意外にも四季を通してどこかしらで潜ることができます。

潜り方

ボートダイビングが主流だが、場所によってはビーチポイントもある。

ツアー

積丹半島へは札幌などのショップの日帰りツアーもさかん。離島でのダイビングは宿泊になることが多い。また流氷ダイビングは道内はもちろんのこと、道外から足を運ぶダイバーも。

函館 臼尻

函館市臼尻町153-1

縄文時代かおる生物多様な北の海でダイビング

北海道函館市の臼尻町は、南茅部（みなみかやべ）地域地域にあり、古代から資源豊かな海と山に囲まれ、縄文時代早期から約7000年にも渡り文明が栄えたことで知られている。南茅部地域から発掘された遺跡からは、当時の人々の暮らしを物語る貴重な遺物が多数出土されている。中でも「中空土偶」は、北海道唯一の国宝として知られており、他の縄文時代の遺物とともに、道の駅「縄文ロマン 南かやべ」内の縄文文化交流センターに展示されている。 臼尻のある内浦湾は、この南茅部地区の縄文文化を育んだ豊かな自然の恵みに溢れ、生態系バランスに優れた生物多様性のある海だ。水温は一番低いときで2℃まで下がるが、夏場は21℃まで上がり、一年を通じてダイビングを楽しむことができる。全体的に浅く、ビーチエントリーなので初心者も非常に潜りやすい。道南は噴火湾で知られる昆布の名産地とだけあって、磯焼け知らずの藻場が美しいフィールドは一見の価値あり。また、季節ごとで特徴ある様々な生き物を観察できるのも楽しみの一つだ。3月に孵化をはじめるホテイウオの子供たちに加え、ちょうどこの頃から4月にかけては繁殖期で、卵塊が美しいものも多く見られる。5月には、冬に育まれた命が一斉に沸き立ち、稚魚が溢れた生命のきらめく海となる。他にもクリオネやジェリーフィッシュライダーなどマニアックな生き物たちにも出会える、生きもの好きにはたまらないダイビングスポットだ。

神社前

水深4mほどのEN場所から沖に向け100m続く岩盤とゴロタで構成される男性的なエリアです。 水深はMAXでも15m程度です。主に冬以外は時化やすいポイントです。 しかし、観察出来る生物は種数共に前浜よりも多く海藻や海草類が元気で美しい事が特徴です。 道南を象徴する景観が楽しめるダイビングエリアと言えるでしょう。

前浜

水深1～3mのゴロタが40mほど続きかけ上がりを下ると水深5mとなりそこから砂地が広がります。 ゴロタでは秋から春にかけて藻場が繁茂しますがガラモ場、コンブ場に加えスガモ場が広がります。 彩りも豊富で緑藻、紅藻、褐藻が水底を覆い隠すほどの勢いで生えています。 ゴロタに沿って北に向かえば徐々に水深は増し15mほどまで進むと火山礫混じりの砂地が広がります。 逆にゴロタ沿いに南に向かえば浅くなり3～4mでアマモ場が広がります。 前浜は西風の吹く冬の季節以外利用出来る穏やかなポイントです。